フジテレビ系列「Live News α」にコメンテーターとして出演いたしました2021年4月26日

NTTと富士通 次世代通信の6Gで連携についてコメントいたしました。

ポスト「5G」を見すえたNTTと富士通の連携の狙い。5Gでは世界との戦いに敗れましたが、次の6Gで挽回することが、今回の連携の狙いです。5Gに関する世界の特許出願では、1位中国、2位韓国、日本は6位と、随分と遅れている。NTTが富士通を連携相手に選んだのは、「6G」で核となる光通信などの分野で文字通り、キラリと光る技術を持っているからです。

NTTが掲げるIOWN(アイオン)構想によると消費電力は現在の100分の1になる一方、伝送容量は125倍にもなる。例えば、スマホを1回充電すれば、映像やゲームを目一杯楽しみながら、毎日、充電する必要がなくなるとされています。NTTはドコモを本体に吸収するなど、グループの再結集を進める一方、富士通に先立ち、NECとも提携しており、日本はいわば、「日の丸連合」で6Gでの勝利を目指している。

日本が6Gで勝利するための鍵は、民間企業の結集に加え、国が果たす役割がポイントになる。原子力発電、新幹線などの高速鉄道などで日本は国際競争で敗れている。その原因の一つに「民間のことだ」と言って政府の関与が少なかったことが指摘されている。通信行政を担う、総務省の武田大臣に取材した際『6Gに関して「政府」としてもしっかりとコミットしていく』と話していた。

政府による開発支援のキモは、積極的な投資が必要になる。ここで中途半端にお金を出しても6Gの覇権争いで敗れてしまうと、その投資がすべて無駄になる。政府と民間企業が一体となって開発を進め、技術的な優位を確立する。それを背景に国際基準のルールづくりで日本企業が有利になるように、主導権を握る必要があります。

6G開発の予算は5年間で1000億円確保しています。複数年度にわたって使える300億円規模の基金を新設しています。さらに、総務省が所管する情報通信研究機構(NICT)で研究開発用の施設・設備を200億円で整備することで、民間企業や大学などが研究開発できる環境を整えています。

5G出遅れをとる中、日本は6Gで巻き返しのために、技術力を結集することで、どれだけ国際的な競争力を高められるのか注目されます。   

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